オランダ館(EXPO'70)

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2025年の大阪万博のユニフォームデザインに携わりたい自分の勉強も兼ねて1970年大阪万博EXPO'70の制服をご紹介。

 

今回も「日本万国博覧会 パビリオン制服図鑑」(河出書房新社 編著:大橋博之)を参考に解説します。

 

 

 
5回目の今回はオランダ館の制服です。
オレンジとグレーだけのシンプルな配色で上品さが際立った装いとなっています。

 

 

オランダ館はその名の通り、オランダをテーマにしたパビリオンです。
人工池から突き抜ける4本の塔の上に
木組み細工のように箱型のユニットを螺旋状に積み上げたユニークな作りになっています。

 

 

オランダ館では風車やチューリップといった古くからのオランダに対する印象ではなく
近代的なオランダを感じてほしいと「オランダの体験」という2時間半以上にも及ぶ映像を
25面のスクリーンに映し出してアピールしました。

 

 

またオランダ館の4、5階にわたる「鏡の間」では江戸時代から続く日本との国交が描かれました。
日本の発展に携わった様子を当時の本物や複製の資料の数々で伝えたのです。

 

 

オランダ館には劇場やレセプションホール、レストランなど数々の施設が存在し、
訪れる人々を喜ばせる工夫がなされていました。

 

  

特に夏には香水入りの空気が流れ出すびっくりユニットや
レストランのサケ料理や子牛のカツレツが人気を集めました。

 

 


さてユニフォームについてですが
オランダ館のユニフォームはこれまでご紹介してきた他のパビリオンの制服とは異なり
合服と夏服のデザインが同じものとなっています。

 

 

「ユニフォームらしくないユニフォーム」のオランダ館の制服は
色もオレンジとグレーというシンプルな配色にとどめています。

 

  

デザインも一般の客との区別がつきにくいものとなっており、
他のパビリオンのホステスのユニフォームのコンセプトとは真逆の
普通に街を歩いていても違和感のないスタイルになっています。

 

 
オランダ館のユニフォームは手軽さや実用性を重視し、
「自分の創意で着る服」をコンセプトに作られました。

 

 
気分や天候に合わせて自由に制服を着ることができることから
スカーフやサングラスを組み合わせてみたりとおしゃれの幅も広がり
実際に制服を身にまとうホステスから大変好評だったようです。

 


ちなみに今回はパンツスタイルを描きましたが、ワンピーススタイルもあります。
好みや状況に合わせてスイッチングできるらしいです。

 


素敵なユニフォームをデザインなさった方は
フランツ・モレナール氏

オランダ・アムステルダムの婦人服デザイナーの方です。

 

 

 

アメリカ館の記事でも書きましたが、ホスト・ホステスも展示の一部です。

  

そんな彼らにあえて自由な発想で制服を楽しんでもらう
他のパビリオンの制服とは一味違ったそれぞれの個性が光ることで
新たな万博の楽しみ方ができたのかもしれませんね。


当時の皆さん一人一人がどんな着こなしをしていたのかとても気になって仕方ありません。
制服がそれぞれの工夫によってさらなる魅力を生み出す…あ〜想像するだけで素敵!!!
EXPO'70への憧れは今日も止まる所を知らないようです。

 

 

 

ブログを書くのに参考にした 「日本万国博覧会 パビリオン制服図鑑」のリンクは
前の記事に貼ってあるのでそこからリンク飛んでいただければと思います〜

 

chiguhagu-metro.hatenablog.com